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『Kami技』をフリーで提供できる理由!



『Kami技』をフリーで提供できる理由!

  それは『Kami技』が『土木技』(当社が開発した土木ソフト)の一部だからです。
  土木ソフトは電子本棚を実装していますが、ここを抜き出して製品化したのが『Kami 技』です。
  これにより開発費を土木ソフトで負担済みであることと、その開発費も共同開発者の(株)リコーが多くを負担した経緯から『Kami技』をフリーで提供できるのです。

電子本棚を開発した理由

  創業者が一級土木施工管理技士ということもあり、当社の開発するソフトウェアは土木ソフトに限られています。
  土木ソフトは現場監督のオフィス業務を効率化するもので、計算処理や工事データの作成を担う合計28 種類のソフトから成り立っています。
  これにワードやエクセル等で作成した日報や打ち合わせ簿を加えて工事データを作成します。
  以前は書類を提出していましたが、最近は電子データとして提出を求める発注機関が多くなっています。

  工事の施工に当たった建設会社は、10年間の工事データの保管を法律で義務付けられています。
  ただ、当時の工事担当者が異動や退職により不在になることも考えられるので、建設会社は電子化に伴い、「工事完成後に、第三者が工事データを容易に取り出せる仕組み」を求められるようになったのです。

  ところが、従来の共有フォルダで工事データを管理しようとすると、「どこに何のファイルが在るのか分らない」と、なってしまう可能性があることと、「フォルダの意味が分からない」といった、パソコンが苦手な現場技術者では、操作が出来ないという欠点がありました。

  そこで、これらの問題を解決するシステムとして、電子本棚型ファイル管理ソフトを構想しました。
  国土交通省や県土木といった発注機関毎の本棚を作成して、ここに工事データを収めた本を整列することで、工事データの所在を第三者が探し易くなり、更に「データを自動保存するシステム」であれば、パソコンが苦手な現場技術者でも使えるようになると考えたからです。

(株)リコーと共同開発した経緯

  このような必要性から、DOS からWindows に移行するタイミングで、電子本棚に連動した土木ソフトを開発することにしました。
  そんな時に、「業務に特化した自社アプリケーションを保有する」との方針から、株式会社リコーのプロジェクトチームより、「土木業界向けソフトを共同開発しないか」といった打診がありました。
  その頃当社では既に土木ソフトの開発が終了しようとしていました。
  リコーの提案は、「電子本棚をクライアント・サーバー型にしないか」というものであり、設計を当社が行い、開発を(株)リコーが行うというものでした。

  スタンド・アロン型に比べて、クライアント・サーバー型は格段に利便性が高いことから、この提案を当社は快く受けました。
  このような経緯から電子本棚を実装した土木ソフトを共同開発することになり、(株)リコーが『土木Pro.』、当社が『土木技』とネーミングして販売することになったのです。


フリーソフトながら、開発費は数億円

  当社が設計することになった電子本棚のコンセプトは、「共有フォルダでファイルを管理するのは難しい」との判断から、「ファイルの整理整頓が必要」と考え、「ファイルを整理整頓し易いソフトの開発」というものでした。

  ところが、マイクロソフト社が開発したフォルダ型ソフトには整理整頓という考え方は有りません。
  また、共有が必要なファイルは組織にとって重要ですから、上書きや削除で消失してはならないものですが、マイクロソフト社では開発過程でそんなことは考えなかったようです。

  当社は縁があって日本マイクロソフト(株)元社長の成毛眞氏が株主をしています。
  ところが電子本棚の設計では、マイクロソフト社のファイル周りの仕様を否定するものになりました。
  通常のソフトウェアは、マイクロソフト社が開発したWindows上で動作して、開発言語もマイクロソフト社製のものを使います。
   そのためにソフトを開発する上で、マイクロソフト社の提供しているコントロール(機能をユニット化した部品ソフト)を利用することで、開発者は容易に、しかも期間を短縮してソフトウェアを開発できるのです。

  しかし電子本棚の仕様がマイクロソフト社の仕様を否定していることから、コントロールを使うことができずに、その部分を独自開発する必要が生まれました。
  マイクロソフト社のコントロールを使わずに開発するソフトは、世界的にも稀な製品です。
  このことは、電子本棚の開発が技術的にも資金的にも負担増になることを表すものでした。

  それを物語るエピソードがあります。
  開発業務を引き受けた(株)リコーのプロデューサーから「困ったことが発生した」と、相談があったのです。
  「困ったこと」というのは、「電子本棚の設計書を見せると、どの会社も辞退する」というものでした。
  今と違い、当時は「ソフトの作り手が見付からない」というのは異常なことでした。

  そこで、「リコーはグローバル企業です。今現在も、中東の砂漠や、アジアのジャングルで営業マンがコピー機を提案しているほどの企業なのです、開発先は必ず見つかります。」と励まし、引き続き探してくれるようにお願いしたのでした。

  それから2週間ほどして、プロデューサーから開発先が見つかったとの連絡がありました。
  「良かったですね」と言うと、プロデューサーは「良くない」と言います。
  開発を請け負ったのが鳥取技術研究所であり、ここは当時のリコーグループの最高の研究機関ということでした。
  このどこが「良くない」のかというと、「開発費が高すぎる」というものでした。
  電子本棚の開発を7人のチームで当たり、そのチームリーダーの請求単価が1人月280万円にもなるというのです。やはり、技術的な難しさが単価に反映したようでした。

  このような経緯を経て、鳥取技術研究所が15カ月ほど、当社が6カ月ほどの開発期間を経て、クライアント・サーバー型の電子本棚を完成させました。
  鳥取技術研究所のサブリーダーや他の人の単価は、リーダーよりも安価ですが、ここの請求単価だけでも開発費が1億円を超えています。

  そして土木ソフトの販売を始めたことで、実装されている電子本棚も多くのユーザーが使うことになり、多くの稼働時間と、それに伴う不具合の修正が行われました。
  このような経緯を経てシステムが安定して、スーパーゼネコンでも採用されるようになりました。

  電子本棚の開発では、マイクロソフト社のコントロールを用いなかったことから高額になりましたが、その分ファイルを上書きしても前のファイルを消失しなかったり、削除してもゴミ箱に入ったりという、使い勝手の良いソフトに仕上がったのです。

  このように、『Kami技』はフリーで提供するソフトとしては驚くほどの機能と安定性があることから、私達は自信を持ってお客様に提案できるのです。

(株)リコーのプロジェクト終了に伴う版権の譲渡

  製品にはライフサイクルがあり、マーケットに製品が行き渡る過程の売り上げは多く、飽和状態に近づくにつれて減少する傾向にあります。
  この売り上げの変動に備えるために、特に大手企業は部署ではなくプロジェクトという形態をとります。
  このようなことから、プロジェクトの終了は悪いことではありません。

  そして、(株)リコーのプロジェクトチームも土木ソフトから撤退する日を迎えることになりました。
  土木建設業にソフトウェアのニーズがあると考えて参入して、マーケットの飽和に伴い撤退の判断をしたのです。
  ここで問題となるのが共同開発をした電子本棚システムの版権です。
  版権は当社と(株)リコーの双方が持っています。版権といっても、もともと電子本棚は土木ソフトに付属した非売品ですから、権利を主張することはお互いにありませんでした。
  そんなリコーのプロジェクトの解散に当たり、プロデューサーは電子本棚ソフトの版権を、リコーの法務部を通して正式に当社に譲渡する契約を交わしてくれたのです。

  当社には土木ソフトユーザーの運用を支援するサポートセンターがあり、この部署はもともと『土木技』と『土木Pro.』の双方のサポートを行っていました。
  そのためにプロジェクトが終了しても、過去に販売した土木Pro.ユーザーのサポート体制には影響がありません。
  このような経緯から、サポート体制を継続することと、後継ソフトが土木技であることを土木Pro.ユーザーにアナウンスしてプロジェクトは終了したのです。

  サポートを行う当社では、Windowsのバージョンアップ対応や機能改良の必要性から、ソフトウェアのソースや版権を持つ必要がありました。
  このことを理解していたプロデューサーは、忙しい中で版権譲渡の処理をしてくれたのです。このことをプロデューサーは知っていたのです。

『Kami技』誕生の経緯

  話は変わりますが、お客様から「本棚の部分だけ欲しい」とか、「本棚の部分だけを販売したら売れるよ」ということを、よく言われました。
  『Kami技』はそんな要望に応えて、土木ソフトから機能を抜粋してリリースしたものです。

  ところが当社は、この製品に当初懐疑的でした。
  土木アプリケーションに価値があるのであって、電子本棚のような「縁の下の力持ち的な存在のソフトを求める人がいるのだろうか?」というのが、その理由でした。

  案の定、「パソコンを用いたオフィスでは、ファイルの整理整頓が必要」といった開発コンセプトは、あまりにも一般常識とかけ離れているらしく、パソコン使用者もご販売店様も興味を示しませんでした。

  そのために、営業行為は知り合いや紹介された会社に限られました。
  そして、何社かが『Kami技』を導入するようになりました。

重宝されていた『Kami技』

   ところが、私達が想像した以上に導入した会社では『Kami技』を重宝して使っていたのです。

  ある時に、当社に出入りしていた保険屋さんから、「○○会社に入っている『Kami技』は御社の製品でしたよね。」という話がありました。
   「そうですよ」と応えると、保険屋さんは「そう思ったので、その会社に『Kami技』はどうですかと聞いたところ、若い方だったのですが、「当社はもう、『Kami技』がなければ会社が回りません」と、言ったとのことでした。

  どんな使い方をしているのか興味があったので、その会社のシステム部長に話を聞くことにしました。
  すると、「何の指導もしていないが、社員全員がファイルを『Kami技』に入れるようになった」というのです。
  中には、パソコンが苦手な方で、ワードもエクセルも出来ないが、『Kami技』なら使えるという方もいるとのことでした。
  どうも、パソコンが故障しても電子本棚に入れたファイルが消失しないことと、ファイルを整理整頓し易いことが受けて口コミで広がったようでした。

パソコンの使い方についての再考

   『Kami技』は、何れもこちらの想像以上に役立っていたのですが、それほど重宝される理由が分かりませんでした。
  そこで、改めてパソコンを用いたオフィスの運用を、距離をおいて眺めるようにしました。

  すると、これまでの常識とは異なる姿が見えるようになりました。

  その姿は、「どの会社もファイルの管理が上手く出来ていない」というものであり、その原因は「情報の保存にファイルを用いているから」であり、更に根本的な原因としてパソコンの生い立ちが組織向けではなく、個人向けであったことが挙げられ、業界を主導してきたマイクロソフト社が、組織のファイル管理に無頓着であったことが、「共有フォルダでファイルの管理が上手く出来ないことに繋がる」と、考えるようになったのです。

  ファイルはオフィスの書類や図面の情報が姿を変えたものです。
  そのファイルは「数が増えると探すのが困難になる」という、まるで書類や図面時代と同じ特性を持ちます。
  このことは、情報の管理に「書類や図面の時代と同じ手段が求められる」ことを表すものです。

  書類や図面の時代には、オフィスの本棚が情報の保管と共有を図っていました。
  ところがパソコンを用いるようになると、情報とイコールであるはずのファイルを「共有フォルダの何処に在るのか分らない」といったように、ほったらかしにしているのです。

  組織は「目的を達成するための分業した仕組み」ですから、一人一人の行動を決定付けるのは情報です。
  そのために情報処理の効率化が組織の効率化に直結するにも拘らず、オフィスはファイルを「誰が持っているのか分らない」、とか、「共有フォルダの何処に何が在るのか分らない」といった状態なのです。

  パソコンを導入したことで、誰もが「情報処理が効率化した」と、まるで暗示にかかったように思い込んでいます。しかし実際には、組織にとって基本となる簡単なことさえ上手くできていないのです。
  長期の情報管理の観点からすると、書類は雨風に晒されなければ700年はもつといいます。しかし、パソコンのファイルは、ハード機器の買い替え時期が5年程度であることから、10年間保管するだけでも大変な難しさなのです。
  パソコンは情報処理装置なのに、「これを用いたばかりに、情報処理が上手く出来ない」というのであれば、「移動手段として車を導入したら、徒歩の方が早かった」というようなもので、本末転倒なことなのです。

  こんな可笑しなことがオフィスで起きているのに、殆どの人が気付いていないというのは、悪い夢でも見ているとしか思えないのです。

ネット販売への移行

  『Kami技』は導入後の評価は高いのですが、提案段階での評価は高くありません。
  まるで「ファイルのやり取りを効率化する」とのニーズが存在しないかのように思えます。
  多くの人が「ファイルのやり取りが上手く出来ないことを当たり前」と考えていて、「もっと容易に出来る」ことを知らないのかもしれません。

  このことに気づいている人もいますが、そのようなイノベータータイプの人はほんの一握りに過ぎません。

   本来ならソフトメーカーの販売方法は、販売店様の販売網に頼るものです。
  ところが、『Kami技』のニーズを理解する人の絶対数が少なく、販売店様も例外ではないのです。
  そのために、製品の良さを伝えるはずの営業マンさんが『Kami技』に興味を示してくれないのです。
  このことから、『Kami技』は従来の販売様の販売網に頼る営業方法ではなく、イノベータータイプの人をターゲットにしたネット販売をすることにしたのです。

『Kami技』をフリーにした理由

  ネットで『Kami技』をアピールしたことで、大手企業様から問い合わせがありました。
  その会社では、情報システム部が『Kami技』の利用を働きかけ、総務部の担当者が理解を示したことから導入に至ったものです。
  情報システム部では『Kami技』の大よその開発費を把握していたようでした。商談で金額を提示した際に、
  「何故それほど安いのか?」と、聞きにくそうに質問をしてきたからです。それでも、販売価格は百万円を下回ることは有りませんでした。

  その『Kami技』を今月からフリーにしました。
  一番の理由は、「オフィスの効率化のために役立って欲しい」からです。

  そのためには『Kami技』を販売しなくてはならず、それには以下のプロセスが必要だったのです。
  @ターゲットに、オフィスの現状の問題点を認識してもらう。
  Aターゲットに、この問題解決には「ファイルの整理整頓が有効」ということを理解してもらう。
  Bターゲットに、その手段である『Kami技』の仕様や機能を評価してもらう。

  これを伝えることは、訪問してプレゼンテーションをしても難しさを伴います。
  まして、ネットで伝えるというのは至難の業になります。 かといって、「販売が難しいので倉庫で眠らせる」というのでは、世の中に役立つことが出来ません。
  そのために、フリーにすることで「試しに使ってみよう」とする人が増えれば良いと考えたのです。

  『Kami技』のスペックは、パソコンが20台程のオフィスでも使えるように、電子本棚への同時接続数を5台にしています。

  また、通常のクライアント・サーバーシステムは、サーバーにWindows Serverを要求しますが、『Kami技』には日時を指定した自動バックアップ機能があることから、お手持ちのパソコンをサーバーとして構築することができます。(※サーバーパソコンはWindows7以上のProfessional機に限ります)

  この『Kami技』を、是非御社のオフィスの効率化に役立てて下さい。


2017年5月 ウェストフィールド 代表 西野 晴仁